習い事ランキング2024!子供に習わせて良かったのは?
小学生になると、周りで習い事を始めるお子さんが増えてきます。実際に小学生の3人に2人が習い事をしているというデータもあります。
「そろそろ子供に習い事をさせた方がいいのかな?」と感じるものの、様々な種類の習い事の中でどの習い事が一番子供のためになるのか分からないという方も多いでしょう。
そこで、今回は約300名の保護者に「子供に習わせてよかった習い事」についてアンケート調査を行いました。
それぞれの習い事の特徴や身につけられる力、お子さんに習い事をさせるメリット・デメリット、習い事をさせるときに気をつけることについても解説していますので、ランキングを参考にお子さんに合った習い事を見つけてくださいね。
習い事ランキング2024!子供に習わせて良かった習い事の調査結果
子供に習わせてよかったと感じた習い事について、約300名の保護者にアンケートを取りました。アンケート調査の結果は下記の通りです。
本記事では、上記の習い事の特徴や身につけられる力について解説していきます。
気になっている習い事以外にもお子さんに合う習い事があるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1位 スイミング 87票(29%)
子供に習わせてよかった習い事ランキング1位はスイミングです。
スイミングは基礎体力や筋力がつくだけでなく心肺機能も鍛えられることから、昔から人気の習い事です。子供の頃に習っていたという保護者の方も多いのではないでしょうか。
今は地域にもよりますが、プールの授業が年に数回しかなく、昔のように学校で泳げるようになるまで指導することはほとんどありません。学校の授業で困らないように、スイミングを習わせたいと考えている方もいるでしょう。
スイミングの月謝は週1回で月7,000円~10,000円と高めですが、水着やゴーグル以外に必要な道具がないことから始めやすいのもポイントです。
送迎が難しいご家庭でも、送迎バスを用意しているスクールを選べば送迎なしで習わせられます。
アンケートで集まった保護者の声は以下のとおりです。
- 全身運動による身体機能の強化が期待できる
- 体力がつき、免疫力が鍛えられる
- 学校の授業で困らなくてすむ
- 泳げるようになるし、体が丈夫になる
スイミングで身につけた身体能力は将来ほかのスポーツで役に立つと言われており、子供の初めての習い事に選ぶ保護者の方も多いようです。
2位 ピアノ 12%
子供に習わせてよかった習い事ランキング2位はピアノです。
ピアノは女の子の習い事というイメージですが、今は男の子にも人気の習い事です。
ピアノは楽譜を見ながら耳で音を聴き、両手を同時に使います。これが脳に良い刺激を与えられると言われており、東大生の約半数がピアノを習っていたことも分かっています。
曲を弾けるようになるには日頃の練習が必要です。ピアノは練習するほど上達するので、勉強に必要な忍耐力や集中力が身につきやすいのもおすすめポイント。
幼稚園や保育園の先生になりたいというお子さんはピアノが必須なので、習っておくと将来役に立つでしょう。
そのほかにも歌がうまくなる、好きな曲や流行りの曲を弾けるようになるなど、ピアノが弾けるとお子さんの生活が豊かになりますよ。
ピアノ教室の月謝は週1回で月7,000円~12,000円が相場です。月謝以外にもピアノの購入費用や発表会の参加費用などのお金がかかります。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- 音感・リズム感が養われるし、表現力が豊かになる
- 手先を動かすことで脳に良い刺激を与えられる
- 集中力や想像力が高まる
- 練習するほど上達し、努力が形となって表れやすい
ピアノの習い事は音感・リズム感を習得できるだけでなく、脳の発達にも良い影響があることから多くの保護者から指示を集めていました。
3位 英会話 11.3%
子供に習わせてよかった習い事ランキング3位は英会話です。
近年、世界は急速なグローバル化が進んでいます。それに伴い、異文化コミュニケーションやビジネスシーンにおいて、思いや考えを伝えられる英語力が必要になっています。
日本でも将来活躍できる人材を育成するために、2020年4月より小学校の英語教育が必修化されました。
しかし、現状は学校の英語教育だけで英語が話せるようになるのは難しく、英会話を習わせたいと考える保護者の方が多いようです。
英検やTOEIC・TOEFLの資格を取得すると、高校受験や大学受験、就職・転職の際に有利になるのもおすすめポイントです。
子供のころから英語に触れることで脳や耳が英語の音に慣れ、ネイティブな発音ができるようになる効果も期待できるでしょう。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- 話せると世界が広がる
- 学校教育では会話ができるレベルの習得は無理
- 海外や異言語への関心ができ、視野が広がる
- 高校受験、大学受験に役立つ
コロナ禍をきっかけに、送迎が不要で好きな時間に好きな場所で授業を受けられるオンライン英会話の人気も高まっています。
キッズ向けの子供向けオンライン英会話などを人気の習い事ですので利用するのも良いでしょう。
4位 習字・書道 6.6%
子供に習わせてよかった習い事ランキング4位は習字・書道です。
昔から人気が高い習字・書道の習い事は、パソコンやスマホの文字入力が多くなった今でも高い人気があります。
習字・書道は文字をきれいに書けるようになるのはもちろん、書き直しができない毛筆は集中力が身につきます。
字がきれいに書けると人間性が良く見られたり、人に好印象を与えたりします。大人になって社会に出てから、字がきれいだと役立つ場面も多いでしょう。
書道教室では級位、段位があり、昇級・昇段を目標に取り組むことで自信や向上心を養うことも可能です。
習字は月謝が週1回で3,000円〜5,000円と比較的安価なのもおすすめポイント。地域の公民館で教えている教室では相場より安く習えるところもあります。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- 集中力、美的感覚、教養そして礼儀作法などが学べる
- 将来字を書くときにきれいな方が有利になる
- 字がきれいだと好印象を持たれる、恥をかかない
- 姿勢が良くなる
5位 体操 6%
子供に習わせてよかった習い事ランキング5位は体操です。
体操教室には、器械体操やアクロバット、トランポリンなど色々な競技の教室があります。
体操を習うとバランス感覚や柔軟性が身につき、ケガをしにくくなる効果が期待できます。
体力や基本的な体の使い方、ほかのスポーツの基礎が身につくのも人気のポイントです。
運動が苦手なお子さんは、まず体操を習ってスポーツの基礎を身につけるのもおすすめ。
体操教室の月謝は月4,000円〜10,000円が相場です。月謝のほかにユニフォームやシューズが必要になります。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- 体の基本的な使い方を身につけられる
- 体幹を鍛えられ、スポーツ全般ができるようになった
- 体が柔軟になり、ケガをしにくくなる
- 体力がついて風邪をひきにくくなった
6位 武道 5.6%
子供に習わせてよかった習い事ランキング6位は空手をはじめとする武道です。
武道は礼儀礼節が身につき、精神力が鍛えられると昔から人気の習い事です。
また、体幹が鍛えられるので、姿勢も良くなることが期待できます。
武道にはさまざまな種類があり、代表的なのは空手・剣道・柔道・合気道・少林寺拳法・レスリングなどです。
武道の習い事の月謝は月に5,000円〜7,000円が相場です。そのほかには試合への参加費、昇級・昇段試験の費用が5,000円〜10,000円程度かかります。
はじめに道着や防具などを揃える費用がかかりますが、レンタルできるスクールもあります。ほかのスポーツに比べて初期費用は安いといえるでしょう。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- 肉体的、精神的に鍛えられ、礼儀も学べる
- 多動で落ち着きがなかったが、集中力が身についた
- 心身共に鍛えられ、相手の痛みをわかる子に育つ
- 強くなって自信が持てるだけでなく、姿勢が良くなったり礼儀正しくなった
7位 サッカー 4.6%
子供に習わせてよかった習い事ランキング7位はサッカーです。
サッカーは試合中ずっと走り続けるので運動能力の向上が見られることに加え、チームスポーツなので協調性が身につきます。
試合中は複雑な動きが必要とされ、周りをよく見て考える力やリーダーシップがつくことも期待できるでしょう。
スポーツ少年団やクラブチーム、サッカースクールで習わせることができ、スクールによっては未就学児クラスも設けられています。
月謝は週1回のサッカースクールで月5,000円〜8,000円程度、スポーツ少年団は月2,000円程度で習えます。同じチームスポーツの野球と比べて道具にかかる費用が少ないのもおすすめポイントです。
ただし、スポーツ少年団は親のサポート(グランド当番や遠征時の車出しなど)が求められるため、対応できるかどうか入団前によく検討しましょう。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- チームワークを学び、運動能力も向上する
- 協調性や上下関係を学べる
- 野球に比べて道具が少なく、費用が抑えられる
- 周りをよく見る力がつく
8位 学習塾・公文式・通信教育 4%
子供に習わせてよかった習い事ランキング8位は学習塾・公文式・通信教育です。
学習塾や公文式、通信教育を受講すると学力が向上するのはもちろん、学習習慣が身につくのが大きなメリットです。
公文式は未就学児から低学年で通う子が多く、学習塾は高学年から通うお子さんが増える傾向があります。
学習塾には集団塾と個別指導塾があり、お子さんの性格やレベルに応じて適した塾を選択するのがおすすめです。
保護者の方の送迎が難しい場合、オンライン塾や通信教育もおすすめです。自宅で空いた時間に受講できるので、通塾の必要がありません。
オンライン塾や通信教育は学習塾よりも受講料が安く抑えられるのもポイント。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- 家でYouTubeを見ているだけの時間が勉強に切り替わり、成績が上がった
- 学校以外に勉強する時間を習慣化でき、理解できていない部分を繰り返し学習できる
- 教材がわかりやすい
- 家で受講できて送り迎えが不要
9位 バレエ 3.3%
子供に習わせてよかった習い事ランキング9位はバレエです。
バレエを習うことで姿勢が良くなる、体が柔らかくなるという声が良く聞かれます。
正しい姿勢を保ったり、ジャンプやターンを決めたりするために体幹が強くなり、バランス感覚も良くなります。
また、目標に向かってレッスンを続ける忍耐力、先生の動きをよく見て真似するので集中力を培うこともできるでしょう。
曲に合わせて役柄を演じるため、リズム感や想像力、表現力が身につく効果も期待できます。
バレエ教室の月謝は週1回で月7,000円〜10,000円が相場です。また、練習着として必要なレオタード・タイツ・バレエシューズの購入費用がだいたい10,000円前後となります。
もっともお金がかかるのが発表会です。発表会に参加する場合は衣装に数万円、参加費が5万円〜10万円程度とかなりの出費となるでしょう。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- ジャンプ動作や柔軟性アップで身体能力が向上する
- 体力、精神力、表現力総合的な能力が鍛えられる
- 全身運動のため、体全体にバランス良く筋力をつけられる
- 姿勢が良くなるし、手先まで所作が美しくなる
10位 そろばん 3%
子供に習わせてよかった習い事ランキング10位はそろばんです。
昔からある習い事ですが、近年は習える教室の数が減っています。それでもそろばんが人気の習い事ランキングに入るのはメリットが多いからです。
まず、そろばんを習うと右脳が鍛えられると言われています。一方、学校のカリキュラムは左脳が発達するものが多い傾向です。
そろばんを習うことで左脳と右脳をバランス良く鍛えれば、発想力や記憶力といった非認知能力を培える効果が期待できます。
そろばん教室の月謝は週1回で月2,500円~4,000円が相場。ほかの習い事と比べてもかかる費用が安いため通いやすく、おすすめの習い事です。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- 計算力が向上し、理数系が強くなった
- 右脳を鍛えられるとともに、頭の中で暗算を瞬時に行える能力を培える
- 地頭が良くなる
- 短期記憶、集中力が増す
10位 プログラミング・ロボット教室 3%
子供に習わせてよかった習い事ランキング同率10位はプログラミング・ロボット教室です。
2020年度からプログラミングが小学校で必修化されたことにより、習い事として人気が出始めました。
プログラミングスクールでは、ゲームやアプリ、動画制作を通してプログラミングを学べます。また、未就学児や低学年を対象としたロボットを制作するロボット教室もあります。
プログラミング学習は論理的思考能力(ロジカルシンキング)の向上につながると言われています。論理的思考能力とは、筋道立てて考える力のこと。
プログラミング学習によって論理的思考能力を身につければ、日常生活や学業、将来の仕事において自分で問題解決できるようになるでしょう。
経済産業省によると、今後IT人材の需要はますます高まると言われています。ゲームや動画が好きなお子さんは、自分で作れるようになると夢中で学んでくれるのでおすすめですよ。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- 論理的思考が身につく
- 集中力が養われるだけでなく、英単語の勉強にもなる
- トライアンドエラーを繰り返して諦めない心を養える
- 創造性と論理的思考を鍛えられる
11位 ダンス 2.6%
子供に習わせてよかった習い事ランキング11位はダンスです。
ダンススクールで習えるダンスにはヒップホップやチア、ジャズ、K-POPなどさまざまなジャンルがあります。
また、ブレイキン(ブレイクダンス)は2024年のパリ五輪の種目として採用されたこともあり、今注目を集めています。
体全体を使うダンスは全身の筋肉をバランス良く鍛えられるだけでなく、柔軟性や体力も身につけられます。
音楽に合わせて体を使って表現することにより、リズム感や表現力を身につけることも可能です。
発表する機会も多いので、人前で表現することに自信がつくメリットもあります。
ダンス教室の月謝は年齢やレベルによっても異なりますが、月3,000円〜6,000円が相場です。道具もいらないので初期費用がかからないため、始めやすい習いごとといえるでしょう。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- 引っ込み思案な性格が明るく元気になった
- リズム感が良くなるし、手と足で違う動きをするので脳の発達にも良い
- 人前で表現することに慣れる
- 自分を表現することの楽しさを感じられる
12位 野球・ソフトボール 1.6%
子供に習わせてよかった習い事ランキング12位は野球・ソフトボールです。
地域のスポーツ少年団やクラブチーム、スクールで習え、小学校低学年〜中学年で始めるお子さんが多い習い事です。
野球やソフトボールの習い事をすることで、体力がついたり運動能力の向上が見込めることに加え、チームスポーツなので協調性やコミュニケーション能力が身につきます。
守備位置や打順によって求められる役割が異なり、考えて動く力がつくことも期待できるでしょう。
月謝は週1回のスクールで月5,000円〜8,000円程度、スポーツ少年団は月2,000円程度で習えます。
同じチームスポーツのサッカーに比べるとバットやグローブなど道具にかかる初期費用が多くなりますが、道具を大切に扱うことも学べます。
また、サッカーと同様、スポーツ少年団の場合は親のサポート(グランド当番や遠征時の車出し)が必要なので、対応できるかどうか入団前によく検討することが必要です。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- チームスポーツなので社会に出てからも仕事などできるようになる
- 協調性、助け合い精神ができる
- 基本的な礼儀を学べ、忍耐力や向上心が身につく
- 社会性が身につく
13位 アート・絵画 1.3%
子供に習わせてよかった習い事ランキング13位はアート・美術教室です。
造形や絵画、工作を通して、個性を発揮した自己表現力や創造力を身につけられます。
アート・美術の習い事をすることで、作品を想像する喜びや楽しみを味わえ、心の豊かな成長が期待できるでしょう。
アート・美術教室の月謝は週1回で月5,000円〜10,000円が相場です。
通常、月謝以外に道具や材料の購入費用がかかりますが、中には材料費が月謝に含まれている教室もあります。
アンケートで集まった保護者の声は以下の通りです。
- 絵を描くための基本を知ることができ、描く絵の幅が広がった
- 家の中では長時間絵の具や工作物を広げるのが難しいが、教室では週をまたいで作品制作に没頭できる
- 芸術センスが磨かれるし、習っている子が少ないので一目置かれる
- 絵の基礎を覚え、表現力が身につく
その他の習い事
その他にも以下のような習い事がおすすめに挙げられていました。
- アウトドア
- ボーイスカウト、ガールスカウト
- 卓球
- バスケットボール
- バドミントン
- パルクール
- ボルダリング
- ラグビー
- 合唱
- 裁縫
- 料理
- 相撲
- 太鼓
- 落語
- 中国語
上記のように多種多様な習い事がありますので、子供の興味関心に合った習い事を見つけてくださいね。
子供の習い事は身につけさせたい力で選ぼう
子供に習い事をさせてあげることで、将来役に立つ力が身につきます。
習い事はお子さんの性格や興味に合わせて、どのような力を身につけさせたいかで選ぶことが大切です。
体力・身体能力|スイミングや体操
子供の体力や身体能力を向上させたいなら、スイミングや体操の習い事がおすすめです。
スイミングや体操は全身運動なので、バランス良く全身を鍛えられ、体力や筋力の向上が見込めます。
運動が得意な子は得意を伸ばせますし、運動が苦手な子も通い続けることで自信がついたり、運動に対する苦手意識をなくせることが期待できます。
未就学児から習えるので、子供の最初の習い事として選ぶ保護者の方も多いようです。
小さい頃からスイミングや体操を習っておくと、基礎体力や身体能力が鍛えられ、将来ほかのスポーツをやるときにも役に立つでしょう。
挨拶・礼儀|武道系
子供に挨拶・礼儀の大切さを身につけさせたいなら、空手・剣道・柔道・合気道・少林寺拳法・レスリングなどの武道系の習い事がおすすめです。
武道はどの種目でも挨拶や礼を大切にしており、試合や練習の始めと終わりには必ず挨拶、お辞儀をします。
挨拶や礼儀を子供に教えるのは難しいものですが、武道系の習い事をすることにより、自然に挨拶や礼儀作法、相手を敬う心が身につけられます。
挨拶や礼儀作法が身についている子は相手に好印象を与えられ、大人になってからもビジネスにおいて評価されやすくなるでしょう。
コミュニケーション能力・協調性|チームスポーツ
子供にコミュニケーション能力・協調性を身につけさせたいなら、チームスポーツの習い事がおすすめです。
チームスポーツには人気のサッカーや野球のほか、バスケットボール、バレーボールなどがあります。
チームスポーツは個人スポーツとは異なり、チームメイトと同じ目標に向かって練習を共にします。また、掲げた目標を達成するために、チームメイトと協力することが必要です。
チームスポーツの習い事をすることで、自分の考えを伝える、相手の考えを聞くといったコミュニケーション能力を身につけられます。
チームの一員として自分の役割を果たし、チームメイトと連携する中で自然に協調性も身についていきます。
協調性やコミュニケーション能力が身についていると、学校生活や将来のキャリア、プライベートにおいて周りの人と良好な関係を築きやすいでしょう。
学習習慣|学習塾や通信教育
子供に学習習慣を身につけさせたいなら、学習塾や公文式の習い事がおすすめです。
子供に学習習慣を身につけさせるのは簡単ではなく、親が勉強するように言うのが逆効果になることもあります。
学習塾や公文式の習い事をすることで、学校以外に勉強する習慣が身につきます。中にはお子さん一人ひとりに合った勉強方法を教えてくれる教室も。
未就学児や低学年の頃から学習習慣を身につけておくと、勉強することを苦痛だと感じにくくなるでしょう。
表現力・想像力|ピアノやアート・美術
子供に表現力・想像力・創造力を身につけさせたいなら、ピアノやアート・美術教室の習い事がおすすめです。
表現力や想像力・創造力といった「非認知能力」を身につけていると、将来の幸福や経済的安定につながりやすいことが明らかになっています。
子供は元々個性をもった存在ですが、ピアノやアート・美術の習い事をすることでそれぞれの個性を引き出してあげることが可能です。
子供のうちに表現力・想像力・創造力を伸ばしてあげると、新しいアイデアを生み出せる、自分らしい人生を歩めるなど将来の安定につながるでしょう。
英語力|英会話
子供に英語力を身につけさせたいなら、英会話教室の習い事がおすすめです。
グローバル化した現代において、英語力は欠かせないスキルになっています。
保護者世代の英語学習といえば、学校の授業で単語や文法を覚えることが中心でした。学校の授業を受けただけの場合、リスニングやスピーキングはできない方がほとんどでしょう。
2020年度から小学校の英語必修化が始まり、子供が英語に触れる機会は増えています。しかし、学校の授業だけでは英語が話せるようにはならないのが現状です。
英会話の習い事をさせることで、ネイティブ講師や外国人講師の英語を聞き取り、正しい発音で話す機会が得られます。
また、子供のうちに英語に触れることで英語耳や英語脳が作りやすいと言われており、その後の英会話習得に有利になるでしょう。
論理的思考|プログラミング
子供に論理的思考力を身につけさせたいなら、プログラミングの習い事がおすすめです。
プログラミングはプログラミング言語やコードを使い、コンピューターに指示をだし、意図した動きをさせます。たとえばPCゲームやスマホアプリにはプログラミングが使われています。
プログラミングの習い事をさせることで、動作の正しい順序を考え、明確な指示を出す力を身につけることが可能です。
子供のうちに論理的思考力を身につけておくことで、将来の日常生活や学業、仕事で問題が生じた場合でも、自分で解決できるようになるでしょう。
子供に習い事をさせるメリット
子供に習い事をさせると以下のようなメリットがあります。
- 成功体験が積める
- 将来役に立つ力が身につく
- 得意や好きを伸ばせる
習い事をさせることで、子供は今までできなかったことができるようになります。
また、努力すればできるようになるんだと自信を持てるようにもなるでしょう。
英会話、プログラミングなど、習い事の種類によっては将来の学業や仕事に役立つ力を身につけられるようになります。
得意や好きなことを習い事に選択すれば、得意や好きを伸ばすことも可能です。
子供に習い事をさせるデメリット
一方、子供に習い事をさせると以下のようなデメリットがあることも知っておきましょう。
- 遊びの時間が減る
- ストレスになることも
- お金がかかる
子供の能力を伸ばすために色々な習い事をさせたいのが親心ですが、習い事の数が多すぎると子供が遊びに使う時間が減ってしまいます。
友達と遊びたいのに遊べない、習い事の練習や宿題が大変など、お子さんの性格によってはストレスになることもあるでしょう。
また、保護者の方が子供のときよりも一つ一つの習い事の月謝が高くなっており、いくつも習い事をすると費用がかかってしまいます。
月にかけられる予算を決め、予算に収まる習い事を選ぶようにしましょう。
子供に習い事をさせるときに気をつけること
子供に習い事をさせるときに気をつけるべき3つのポイントについて解説します。
- 子供自身がやりたいと思える習い事か
- 習い事にかかる費用は予算の範囲内か
- 習い事に親のサポートはどれだけ必要か
子供自身がやりたいと思える習い事か
親が子供の将来のためを思ってやらせたくても、子供が全く興味を持てないことなら習い事がストレスになってしまう可能性があります。
逆に子供自身がやりたいと思える習い事なら、上達するために自分で努力でき、楽しみながら長く続けられるでしょう。
年齢が上がるにつれて好き嫌いがはっきりしてくるため、お子さん自身がやりたいと思える習い事を選んでください。
年齢が低いお子さんの場合は、日常の遊びの様子から興味や好きなことを探り、これだと思う習い事をいくつか体験させてみましょう。
習い事にかかる費用は予算の範囲内か
家計の状況や兄弟の人数によって、習い事にかけられる費用はそれぞれの家庭で違います。
1人の子供にかけられる予算を設定し、習い事の月謝が予算に収まるかどうか確認することが大切です。
また、入会金や年会費、ユニフォームやシューズなど月謝以外にかかる費用についても事前に確認しておきましょう。
費用を抑えたい場合、スポーツであれば地域のスポーツ少年団、文化系であれば公民館で教えてくれる教室は月額費用が安い傾向です。
そのほか最近増えているオンラインの塾や英会話も安く受講が可能です。予算の範囲内で子供の希望をかなえる習い事をさせたいならぜひ検討してみてください。
習い事に親のサポートはどれだけ必要か
子供の習い事には親のサポートが必要なものもあります。
たとえば教室までの送り迎えや宿題・自主練習のフォローなどです。
送迎バスが用意してあるスクールや家での宿題や練習がいらない習い事もあります。
仕事で忙しくてサポートが難しい方は、習い事を選ぶ前に親のサポートがどれだけ必要か確認しておきましょう。
子供に習わせてよかった人気の習い事についてよくある質問
女の子に習わせてよかった習い事は?
子供に習わせてよかった習い事のうち、女の子におすすめの習い事は以下の通りです。
- ピアノ
- 英会話
- バレエ
- ダンス
芸術系ならピアノ、勉強系なら英会話、スポーツ系ならバレエやダンスがおすすめです。
ピアノが弾けると学校の合唱コンクールの伴奏で活躍できたり、音楽の授業で自信を持つことができたりします。大人になってからも好きな曲を弾いて楽しむことができますよ。
英会話ができると外国や異文化に興味を持つようになり、将来留学に挑戦する可能性も広がります。
バレエやダンスは全身をバランス良く鍛えられるだけでなく、きれいな衣装を着て人前で自己表現する楽しさを知れるでしょう。
男の子に習わせてよかった習い事は?
子供に習わせてよかった習い事のうち、男の子におすすめな習い事は以下の通りです。
- サッカー
- 武道
- 体操
- プログラミング
男の子ではスポーツ系の習い事が人気です。協調性を身につけたいならチームスポーツのサッカー、基礎体力や体の使い方を身につけたいなら体操、精神面も鍛えたいなら武道がおすすめ。
体を動かすことが苦手な子は、体操を習わせると基本的な体の使い方を身につけられ、ほかのスポーツに対する苦手意識もなくなることが期待できますよ。
スポーツ以外なら、プログラミングの習い事もおすすめです。ゲームやアプリを自分で作れるようになるだけでなく、論理的思考力も身につけられるでしょう。
子供に習い事をさせても意味がないって本当?
結論から言うと、子供に習い事をさせること自体は決して無駄ではありません。
しかし、習い事の選び方や習い事に取り組む姿勢によっては無駄になってしまうこともあります。
意味がなくなってしまうのは、親が無理矢理習わせているケースです。
子供自身がやりたいと思えなければ意欲的に練習できず、上達しないだけでなくストレスを感じてしまう可能性もあります。
お子さんが興味関心を持てるかどうか、習い始める前に体験レッスンを受けてみるのがおすすめです。